本ブログでは、テュフ ラインランド ジャパンが提供する「太陽光発電所・蓄電所向け技術評価」に関する情報を、専門家がわかりやすく解説します。
太陽光発電所のセカンダリー案件における技術評価の重要性
近年、新規の太陽光発電所開発案件が減少する一方、稼働中(セカンダリー)の発電所の売買案件が増加しています。こうした案件では、対象設備の現状把握に加え、将来どの程度の発電量が期待できるかを把握することが重要です。発電性能や設備の状態は、発電所の収益性だけでなく、その資産価値にも大きく影響します。そのため、適正な価値判断には財務面だけでなく、太陽光発電設備や発電性能に関する専門的な知見に基づく技術評価が求められます。
テュフ ラインランド ジャパンでは、第三者検査機関として、お客様の目的や対象設備の状況に応じ、発電量予測(Energy Yield Prediction:EYP)や技術デューデリジェンス(Technical Due Diligence:TDD)など、さまざまな技術評価サービスを提供しています。
セカンダリー案件における主な技術評価サービス
1. 発電量予測(EYP)
シミュレーションソフト(PVsyst)を用いて、気象データ、発電所の設計・設備仕様、各種損失などを考慮し、将来の発電量を予測・評価します。また、P50、P75、P90などの発生確率を考慮した発電量評価や、長期的な出力の推移についても分析します。
2. パフォーマンスレビュー
稼働中の発電所について、現地で測定された日射量・発電量データやO&Mレポートなどを分析し、実際の発電性能を評価します。発電量予測値と実発電量に差異がある場合には、その要因について調査・分析します。
※パフォーマンスレビューでは、実績を考慮した将来発電量の試算は含まれません。
3. プロジェクトデザインおよび仕様のレビュー
太陽電池モジュール、インバーター、架台、変圧器などの主要機器の選定や仕様、設計が発電所の長期稼働に対して妥当であるかを技術的な観点から評価します。機器単体だけでなく、機器の組み合わせや設置方法、電気・機械設計、監視・セキュリティシステムなど、発電所全体を確認します。
4. プロジェクト契約レビュー
EPC契約やO&M契約などについて、保証・保証責任、保守業務、稼働率保証、監視業務などの契約内容を確認し、技術的なリスクが適切に含まれているかを評価します。
5. 実地検査
発電所を訪問し、太陽電池モジュール、架台、PCS、接続箱、気象観測機器などの設備の設置・稼働状況を現地で確認します。また、太陽電池アレイやPCS等を対象とした熱画像解析検査も実施します。
お客様のニーズに寄り添う評価プランのご提案
セカンダリー案件では、将来の発電量予測、過去の発電実績、設備の状態、EPC・O&M契約など、目的に応じて必要な技術評価が異なります。テュフ ラインランド ジャパンでは、必要な評価項目を組み合わせた個別のご提案が可能です。各評価を組み合わせた総合的な技術デューデリジェンス(TDD)にも対応しています。また、ご要望に応じて、その他の技術評価を追加することも可能です。
稼働中の太陽光発電所の売買における技術評価に関する詳細や、個別案件のご相談については、ぜひお問い合わせください。
お問い合わせ:カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-Mail: info@jpn.tuv.com)
< オンデマンドセミナー>
PVセカンダリー案件の技術的リスク低減 オンデマンドセミナー | JP | TUV Rheinland
< 太陽光発電所・蓄電所向け技術評価解説 >
太陽光発電所・蓄電所向け技術評価解説では、太陽光発電所・蓄電所に関するテュフ ラインランド ジャパンにおける評価サービスを、専門家がわかりやすく紹介します。
・金融機関、投資機関向け発電量予測報告書 ―評価解説 vol.1―
・太陽光発電所における再調達価額評価 ―評価解説 vol.2―
・屋根置き型太陽光発電設備(産業用)における安全性評価 ―評価解説 vol.3―
・反射光評価 ―評価解説 vol.4―
・蓄電所の騒音評価|BESS開発時に考慮すべき環境基準と騒音規制法の基礎知識 ―評価解説 vol.5―
・系統用蓄電池の騒音対策|騒音評価、騒音シミュレーション ―評価解説 vol.6―
・系統用蓄電池 レンダー向け技術デューデリジェンス ―太陽光発電所・蓄電所向け技術評価解説 vol.7―
・BESS Technical Due Diligence for Lenders | Solar & ESS Project Evaluation
・稼働中の太陽光発電所の売買における技術評価―太陽光発電所・蓄電所向け技術評価解説 vol.8―
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更新日:9/10/2026