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創立40周年記念連載「お客様とともに」その5 | 社員インタビュー | 40年後もお客様に必要とされるパートナーとして

Posted by TUV Rheinland Japan on 2023/12/07 11:05:42
TUV Rheinland Japan

テュフ ラインランド ジャパンは、2023年3月、創立40周年を迎えました。tuv.communicationでは、社員へのインタビュー、寄稿を通して、お客様に支えられて歩んだ40年を振り返ります。

 

5回目となる最終回は、24年にわたり、主に製品事業部の営業に携わってきた岡本 邦裕のインタビューをお届けします。この四半世紀で感じた第三者検査・認証の移り変わり、営業としての思いを聞きました。

 

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― ― ― 入社した頃のことを教えてください。

 

1999年3月に入社しました。ドイツ人の知り合いにテュフ ラインランド ジャパンが営業職を探していると聞き、西日本地域担当オフィス(大阪オフィス)を履歴書持参で訪問しました。アポなし訪問です(笑)。それまでドイツで数年過ごしたことがあり、ドイツに関わる仕事をしていましたので「テュフ」は知っていましたが、入社には不思議な縁を感じました。

 

西日本地域担当オフィスで製品部(現製品事業部)の産業機械担当営業としてスタートしました。その後オフィス支社長を務めた時期もありましたが、一貫して日本、アジアパシフィックの営業に携わってきました。現在は、日本の製品事業部の電気製品課・医療機器課それぞれの営業チームを統括しています。

 

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西日本地域担当オフィス時代の社員旅行

 

― ― ― 当時、第三者検査・認証はどのような状況でしたか?

当時、検査・認証機関には役所のような雰囲気があったように思います。お客様に対しても「待ち」の姿勢が強かったかもしれません。

 

そのようななかでも、テュフ ラインランド ジャパンは第三者検査機関としては早い時期に営業部を立ち上げていました。お客様のニーズを意識した「ビジネス」を始めるのは早かったように思います。

 

― ― ― この25年間の第三者検査・認証の移り変わりをどのように感じていますか?

お客様にとって選択肢が広がったと思います。検査・認証機関も増え、より適した機関、サービスを選ぶことができるようになりました。ある意味、競争原理が働く健全なマーケットになったのです。我々も検査機関から、より顧客満足を考えるサービスプロバイダーへと意識が変わってきました。

 

マーケットニーズは常に意識を

 

― ― ― 提供するサービスの移り変わりはどうでしょうか?

 

製品事業部の視点になりますが、以前はGSマーク、テュフマークライセンスなどの製品検査・認証が主なサービスでしたが、徐々にお客様の海外展開そのものをサポートすることが増えてきました。

 

中国CCCやインドBISをはじめとする各国認証、国際認証です。複雑な認証スキームにお困りのお客様もいらっしゃいますので、丁寧なサポートが必要となるケースも多くあります。製品検査・認証も国際認証のために実施という位置づけに変ってきました。

 

また、テクノロジーの進歩とともにマーケットニーズも変わり、我々のサービスも変わってきました。ソフトウェア評価、機能安全、サイバーセキュリティのサービスなどはその一部です。そして産業の垣根がなくなりつつあり、製品も多様化していますので、わが社でも、自動車・産業機械、電気製品・医療機器など、部門をまたいでサービスを提供しています。これは幅広いサービスを提供しているテュフ ラインランド ジャパンの強みでもあります。

 

我々はマーケットニーズに応えられているのか、それは常に自分たちに問いかけていることです。

 

― ― ― 日本企業の海外展開をサポートできることが、大きな喜び、やりがいに。

西日本の支社長時代、ある自動車メーカーを訪問する機会があり、新技術を搭載した車の車両型式認証に携わらせていただくことになりました。当時担当者の方が、社運を賭けた車種だとおっしゃっていたのを覚えています。この車が市場に出た後、非常に良い評判を獲得し業績回復に貢献したのを見て、そのプロジェクトに関わることができたこと誇りに思い、自分もオーナーになることにしました。そのくらい携わったお客様や製品に思いが強くなる仕事です。

また、日本のお客様の要望でベトナムにEMC試験所を開設することになり、何度もベトナムを訪問しました。開所の感激は今でも覚えています。韓国KOSHAの方とともに、長年日本企業の韓国進出をサポートできていることもうれしく思っています。

 

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ベトナムEMC試験所開所式(2016年、ハノイ)

 

世の中に出る前の最先端の技術、最新製品に検査・認証で関わることができることは自分にとって貴重な経験です。そして、お客様の製品が世の中に出ることを、日本のお客様の海外展開をサポートできることが自分にとっての仕事の喜び、やりがいです。

 

― ― ― この先のテュフ ラインランド ジャパンをどのように想像していますか?

産業の発展とともに、私たちも継続的に成長していきます。

 

現在テュフ ラインランド ジャパンの売り上げは約90億ですが、直近の目標は100億です。日本企業で売上100億を超えている企業は0.1%です。その0.1%に入り、しっかりした土台を持ってお客様をサポートしてきたいです。

 

お客様にご満足いただけるサービスを提供し続けることができれば、次の40年後もお客様に必要とされる企業として存在し続けられていると信じています。お客様の成長に貢献するパートナーとしてのテュフ ラインランド ジャパンに、これからもご期待いただければと思います。

 

岡本 邦裕(おかもと くにひろ)
テュフ ラインランド ジャパン株式会社
製品事業部 製品部 エリアセールスマネジャー

1999年入社。24年にわたり、日本、アジアパシフィックの営業に携わる。主に製品事業部を担当。2011年から2年間は西日本地域担当オフィスの支社長を務める*。現在は日本の電気製品課・医療機器課それぞれの営業を統括。
*テュフ ラインランド ジャパンの支社長制度は2013年に廃止

 

創立40周年記念連載「お客様とともに」

その1 | 社員インタビュー | バブル崩壊の1991年に来日。滞在が30年を超えたそのワケは
その2 | 社員による寄稿 | 次世代につなぐ製品安全の世界 × ガールズデー
その3 | 社員インタビュー | お客様の考えを聞くことが、今の自分の大切な要素に
その4 | 社員インタビュー | お客様からの一本の電話がサービス開始のきっかけにも

 

お問い合わせ:マーケティング部(E-Mail: pr@jpn.tuv.com

更新日 : 12/7/2023

Topics: tuv.communication