EU委員会は10月28日、5種類のPBDE（ポリ臭化ジフェニルエーテル）の難燃剤としての使用に関して、POP規則の付属書IのパートAを改正する規則（EU）2025/1930を発表しました。
2025年10月30日付 - テュフ ラインランド 最新国際規制情報ページに掲載
EU委員会は10月28日、5種類のPBDE（ポリ臭化ジフェニルエーテル）の難燃剤としての使用に関して、POP規則の付属書IのパートAを改正する規則（EU）2025/1930を発表しました。
EUにおけるPBDEの製造、販売、使用はほぼ廃止されています。しかし、過去および現在のリサイクル活動により、これらの物質は、一般的な使用を目的とした製品を含め、リサイクル材料から作られた製品に含まれています。
これら5種類のPBDE難燃剤は以下の通りです
- テトラブロモジフェニルエーテル（TetraBDE、CAS 40088-47-9他）
- ペンタブロモジフェニルエーテル（PentaBDE、CAS 32534-81-9など）
- ヘキサブロモジフェニルエーテル（HexaBDE、CAS 36483-60-0など）
- ヘプタブロモジフェニルエーテル（HeptaBDE、CAS 68928-80-3など）
- デカブロモジフェニルエーテル (DecaBDE, CAS 1163-19-5)
本規則の附属書に従って、規則(EU)2019/1021の附属書Ⅰを改正しています。
混合物 / 成形品
UTC *として ≤ 10 mg/kg（合計）本規則発効時
*UTC：Unintentional Trace Contaminants（意図しない微量汚染物質）
回収材を含む、または回収材からなる混合物または成形品（注1）
本規則発効時 ≤ 500 mg/kg（合計）
≤ 350 mg/kg（合計） 2025 年 12 月 30 日以降
≤ 200 mg/kg（合計） 2027 年 12 月 30 日以降
玩具（注2） または子供の着座、睡眠、リラックス、衛生、着替えおよび一般的なボディケア、摂食、哺乳、輸送および保護を容易にする製品（注1）
≤ 500 mg/kg（合計） 施行日
≤ 350 mg/kg（合計） 2025年12月30日から
≤ 10 mg/kg（合計） 発効日から 18 ヵ月後
（注1）規則(EC)No.1935/2004 の対象となる FCM および成形品を除く
（注2） 指令 2009/48/EC の対象となる玩具
関連リンク：EUR-Lex
注）この記事は日本語の参考訳です。こちらの英語が原文です。疑問点等については原文を参照ください。
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更新日 : 11/10/2025