REACH第57条に定められた基準に基づくSVHCの特定については、現在6物質が提案されています。
高懸念物質(SVHC)の候補リストには、人々や環境に害を及ぼす可能性のある化学物質が241項目記載されています。
企業はこれらの化学物質のリスク管理と、安全な使用に関する情報を顧客や消費者に提供する責任があります。
提案されている6物質
物質名 |
想定される使用例 |
6-[(C10-C13)-アルキル-(分枝不飽和)-2, 5-ジオキソピロリジン-1-イル]ヘキサン酸 |
潤滑油、グリース、離型剤、金属加工油剤 |
O,O,O-トリフェニルホスホロチオエート |
潤滑油、グリース、油圧作動油、金属加工油 |
オクタメチルトリシロキサン |
コーティング剤およびインク、シンナー、ペイントリムーバー、フィラー、パテ、プラスター、モデリング粘土、インクおよびトナー |
ペルフラミン |
伝熱流体(コンピューター、電子・光学製品、電気機器製造) |
トリフェニルチオホスフェートと 三級ブチル化フェニル誘導体の反応質量 |
金属加工油、油圧作動油、潤滑油、グリース |
トリス(4-ノニルフェニル、分岐および直鎖)ホスファイト |
プラスチック製品やゴム製品の製造に使用される物質 |
詳しくはECHAのページをご覧ください。https://echa.europa.eu/substances-of-very-high-concern-identification
テュフ ラインランドでは、高懸念物質SVHCの240候補物質に対する試験が可能です。
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関連情報
ウェブサイト | REACH REACH規則 SVHC(高懸念物質)分析サービス
ウェブサイト | 化学物質分析
公式ブログ「REACH規則 SVHC(高懸念物質)分析サービス」
お問い合わせ:カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-Mail: info@jpn.tuv.com)
更新日:9/9/2024