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ガラスまたはセラミック部品中の鉛の適用除外に関するRoHS指令改正指令|EU|国際規制情報

Posted by TUV Rheinland Japan on 2025/12/10 10:25:52
TUV Rheinland Japan

 

EU委員会は11月21日、ガラスまたはセラミック部品に含まれる鉛の適用除外に関するRoHS指令を改正する指令(EU)を発表しました。


2025年11月24日付 - テュフ ラインランド 最新国際規制情報ページに掲載

 

(EU)2025/2363(7(c)-I, 7(c)-II, 7(c)-V, 7(c)-VI)

指令2011/65/EUの付属書IIIが以下のように改正されます。

 

(1) 7(c)-Iおよび7(c)-IIを以下のように変更:

7(c)-I - キャパシタ、例えばピエゾエレクトロニックデバイスの誘電体セラミック以外のガラスまたはセラミック、またはガラスまたはセラミックマトリックス化合物中に鉛を含む電気・電子部品

すべてのカテゴリーに適用、有効期限は 2027 年 6 月 30 日

7(c)-II - 定格電圧 AC125V または DC250V 以上のコンデンサ中の誘電体セラミック中の鉛

すべてのカテゴリーに適用(7(c)-I または 7(c)-IV でカバーされる用途を除く)、有効期限は 2027 年 12 月 31 日


(2)  以下の 7(c)-V、7(c)-VI を追加:

7(c)-V:以下のいずれかの機能を果たすガラスまたはガラスマトリックス化合物中に鉛を含む電気・電子部品:

(1) 高電圧ダイオードのガラスビーズおよびウェハー用ガラス層の保護および電気絶縁用

(2) セラミック、金属および/またはガラス部品間の気密封止

(3) 500℃未満のプロセスパラメーターと1 013,3dPasの粘度(ガラス転移温度)の組み合わせでの接着用

(4) トリマー電位差計を除く、1Ω/□~100メガΩ/□の抵抗率を持つ、インクのような抵抗材料としての使用

(5) マイクロチャンネルプレート(MCP)、チャンネル電子増倍管(CEM)、抵抗ガラス製品(RGP)用の化学修飾ガラス表面に使用するもの

すべてのカテゴリーに適用され、有効期限は2027年12月31日


7(c)-VI - 以下のいずれかの機能を果たすセラミック中に鉛を含む電気・電子部品:

(1) 圧電チタン酸ジルコニウム鉛(PZT)セラミックへの使用

(2) または正の温度係数(PTC)を有するセラミックの提供

すべてのカテゴリー(本付属書の7(c)-II、7(c)-III、7(c)-IV、および付属書IVの14項に該当する用途を除く)に適用され、有効期限は2027年12月31日

 

参照リンク:eur-lex 

注)この記事は日本語の参考訳です。こちらの英語が原文です。疑問点等については原文を参照ください。

 

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更新日 :12/10/2025

Topics: 国際規制情報, tuv.communication, 化学物質, 製品安全, RoHS, 有害物質規制, regulations-and-standards