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鉄鋼、アルミニウム、銅の合金成分としての鉛の適用除外に関するRoHS改正指令|EU|国際規制情報

Posted by TUV Rheinland Japan on 2025/12/10 9:54:38
TUV Rheinland Japan

 

EU委員会は11月21日、鉄鋼、アルミニウム、銅の合金成分としての鉛の適用除外に関するRoHS指令を改正する指令(EU)2025/2364を発表しました。


2025年11月24日付 - テュフ ラインランド 最新国際規制情報ページに掲載

 

指令2011/65/EUの付属書IIIが以下のように改正されます。

 

🔵 6(a) - 機械加工目的の鋼材および亜鉛メッキ鋼材に含まれる合金成分としての鉛で、重量比0.35%までの鉛

- 期限は 2026 年 12 月 11 日

🔵 6(a)-I-機械加工用の鋼材に合金成分として含まれる重量比0.35%までの鉛(*)

- 全てのカテゴリーで 2027 年 6 月 30 日まで

🔵 6(a)-II - 一括溶融亜鉛メッキ鋼部品中の合金化元素としての鉛で、重量比 0.2%までの鉛 (*)

-全てのカテゴリーで 2027 年 6 月 30 日まで

🔵 6(b) - アルミニウム中に合金成分として含まれる重量比 0.4%までの鉛

- 2027年6月11日まで

🔵 6(b)-I - 含有重量比0.4%までの鉛を含むアルミニウム中の合金成分としての鉛

- カテゴリー1~7、10については2026年12月11日まで

- カテゴリー9の工業用監視制御機器およびカテゴリー11の期限は2027年6月30日

🔵 6(b)-II - 機械加工目的のアルミニウム中の合金元素としての鉛で、鉛含有量が重量比 0.4%までのもの (*)

- カテゴリー1~7、10については2027年6月11日まで

- カテゴリー9の工業用監視・制御機器および11(*)は2027年6月30日まで

🔵 6(b)-III - アルミニウム鋳造合金中の合金成分として重量比 0.3%までの鉛を含む鉛(ただし、鉛を 含むアルミニウムスクラップのリサイクルに由来するもの)(*)

- カテゴリー1~8、9(工業用監視制御機器および10を除く)については2027年6月30日まで

🔵 6(c) - 重量比 4%までの鉛を含む銅合金 (*)

- 2027年6月30日まで

 

(*) この適用除外は、EEE またはアクセス可能な部品が、通常または予見可能な使用条件下で、子供が口に入れる可能性がある、一般大衆に供給される EEE には適用されません。

ただし、以下の両方が証明できる場合は適用除外

  • コーティングの有無にかかわらず、そのようなEEEまたはアクセス可能な部分からの鉛の放出速度が、1時間あたり0.05μg/cm²(0.05μg/hに相当)を超えない場合
  • コーティングされた成形品の場合、コーティングが、EEEの通常または合理的に予測可能な使用条件の少なくとも2年間、この放出速度を超えないことを保証するのに十分であること

この脚注の目的では、EEE または EEE のアクセス可能な部分は、1 つの寸法が 5 cm より小さいか、その大きさの取り外し可能なまたは突出した部分がある場合、小児が口に入れることができると考えられます。

 

参照リンク:eur-lex 

注)この記事は日本語の参考訳です。こちらの英語が原文です。疑問点等については原文を参照ください。

 

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更新日 :12/10/2025

Topics: 国際規制情報, tuv.communication, 化学物質, 製品安全, RoHS, 有害物質規制, regulations-and-standards