意図的に添加されたマイクロプラスチックを制限する措置を採択 | EU

欧州委員会は、欧州連合（EU）の化学物質規制法REACHに基づき、製品に意図的に添加されるマイクロプラスチックを制限する措置を採択し、環境保護に向けた新たな大きな一歩を踏み出しました。

2023年9月26日付 - テュフラインランド最新国際規制情報ページに掲載

新規則により、約50万トンのマイクロプラスチックが環境中に放出されるのを防ぐことができます。新規則は、マイクロプラスチックの販売や、マイクロプラスチックが意図的に添加され、使用時にマイクロプラスチックを放出する製品の販売を禁止するものです。正当な理由がある場合は、適用除外と、影響を受ける当事者が新しい規則に適応するための移行期間が適用されます。

採択された規制は、マイクロプラスチックの定義を広義にしたもので、有機物であり、不溶性で、分解に抵抗する5ミリメートル以下の合成ポリマー粒子すべてを対象としています。その目的は、できるだけ多くの製品から意図的なマイクロプラスチックの排出を減らすことです。

＜規制の対象となる一般的な製品の例＞

人工スポーツのサーフェスに使用される粒状のインフィル材：環境における意図的なマイクロプラスチックの最大の発生源です
マイクロプラスチックが、角質除去（マイクロビーズ）や特定のテクスチャー、香り、色を得るなど、複数の目的で使用されている化粧品
洗剤、柔軟剤、光輝剤、肥料、植物保護製品、玩具、医薬品、医療機器など

産業現場で使用される製品や、使用中にマイクロプラスチックを放出しない製品は、販売禁止の対象から外れますが、製造業者はマイクロプラスチックの放出を防ぐために、製品の使用方法や廃棄方法に関する説明書を提供しなければなりません。

関連リンク：EUプレスリリース

注）この記事は日本語の参考訳です。こちらの英語が原文です。疑問点等については原文を参照ください。

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