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その包装、EUで販売できますか?PPWRで変わるEU市場の包装規制

Posted by TUV Rheinland Japan on 2026/01/20 15:28:51
TUV Rheinland Japan

 EU市場に包装済みの製品を流通させる場合、包装が持続可能性に関する規則を満たしていることを確実に遵守する責任があります。 

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EU包装・包装廃棄物規制(PPWR)

包装廃棄物全体の増加と、リサイクル率を上回る廃棄物の増加、それによる環境への負荷が大きくなることを主な理由とし、
EUの包装および包装廃棄物規制が発効されました。

PPWRとは?

PPWRとは、包装および包装廃棄物規制(Packaging and Packaging Waste Regulation)の略称です。
これは、EU域内で製品が販売される際の包装の設計、製造、表示、試験、再利用、リサイクルを含む包装のライフサイクル全体を対象に、
具体的な要件を定めた欧州連合の新たな規制です。  

PPWRが制定された理由

EUがPPWRを制定した背景には、包装廃棄物の増加が続いている一方で、リサイクル率が依然として低水準にあることが挙げられます。
また、包装に関する各国ごとの異なる規制が、企業のコンプライアンス対応を複雑化させていました。 


PPWRの適用

発効日:2025年2月11日

実質的な適用開始:2026年8月12日

2026年8月12日以降、PPWRの要件を満たさない包装は、EU市場で流通できなくなります。

 

PPWRの対象となる事業者

PPWRは、EU市場に包装または包装済み製品を流通させるすべての企業に適用されます。

具体的には以下の事業者が対象です。

  • 包装材メーカー
  • ブランド所有者(ブランドオーナー)
  • 輸入業者および流通業者
  • EU域内で販売を行うオンライン販売業者
  • EU域外からEUへ製品を輸出する事業者

【EU包装・包装廃棄規制のイントロダクション資料ダウンロード】

試験・認証機関ができること

試験・認証機関は、独立した第三者機関であり、試験、技術評価、認証を通じて、製造業者がPPWRの要件への適合をサポートします。

▰  各種試験の実施

包装材料の科学的試験(例)

    • リサイクル性能
    • 再生材含有量の検証
    • 重金属分析
    • PFAS検出
    • 食品接触安全(該当する場合)

PPWRでは一部の要件が任意ではなく義務化されているため、試験による裏付けは非常に重要です。

▰  リサイクル可能性の評価と格付け

包装がEUのリサイクル要件を満たしているかを評価し、リサイクル可能性のレベル(等級)を判定します。

▰   認証および技術レポート提供 

検査結果に基づき、技術レポート等作成しコンプライアンス対応をサポートします。

 

PPWRはEUの新たな包装法であり、包装材のリサイクル可能性向上、有害物質の管理・安全性確保、明確な表示、包装廃棄物の削減を企業に求めています。

テュフ ラインランドは、製造業者・ブランドオーナーのみなさまがこれらの規則を確実に満たし、安心してEU市場で事業を展開できるようサポートします。

お困りのことがございましたら、ぜひお問い合わせください。

【EU包装・包装廃棄規制のイントロダクション資料ダウンロード】

 

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お問い合わせ:カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-Mail: info@jpn.tuv.com

更新日 : 1/20/2026

Topics: 国際規制情報, tuv.communication, 化学物質, 製品安全