欧州委員会は、USB Type-Cの「市場投入またはそれを用いたサービス」に関するデザイン要件（エコデザイン）の設定についての草案を公開しました。
対象製品
- 外部電源供給装置（External Power Supplies, EPS）
- モバイルバッテリー充電器
- ワイヤレス充電器
- ワイヤレス充電パッド
- USB Type-Cケーブル
この草案は、無線機器指令（RED）の対象となる充電器に限らず、他の機器にも適用されます。
新しい規制案の要点は次のとおりです。
- モバイルバッテリー充電器、ワイヤレス充電器、USB Type-Cケーブルなどに対象を拡大。
- USB Type-Cケーブルも対象とし、そのエネルギー損失を規制。
- USB Type-C 充電器に「Common Charger」ロゴ の表示を義務化。
- USB Type-C充電器の各充電ポートおよびそれらに取り付けるケーブルに、対応する充電電力の表示を義務化。
- USB Type-Cによる充電が可能な一般的なEPSに対する技術基準を導入し、これまで非対象だった製品群に対しても相互運用性を確保。
- EPSの公平な市場競争のため、USB Type-CおよびUSB PD (Power Delivery) 電源の試験はケーブルなしで行う。また、独自のケーブル補正値を導入。
新しい規制は2025年第3四半期に発効する予定で、移行期間は3年間です。欧州委員会による告示は、こちらでご覧いただけます。
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更新日 : 1/8/2025