デンマークは、2025年5月2日付の行政命令BEK第464号で、パーフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル物質(PFAS)の禁止を正式に発表しました。
2025年6月4日付 - テュフ ラインランド 最新国際規制情報ページに掲載
<要約>
第6条により、本政令は2025年7月1日に発効します。しかし、実際の禁止規定(第3条1項および2項)は2026年7月1日から適用されます。 さらに、事業者の既存在庫からの衣料品、履物、および防水スプレーの販売は、2027年1月1日まで許可される移行措置が設けられています。
適用範囲
- 衣類
- 履物
- 衣類および履物に使用される撥水材

実施スケジュール
- 施行開始:2026年7月1日
- 禁止前に輸入・在庫された製品は 2027年1月1日まで販売可能
制限
トータルフッ素含有量が50 mg F/kg以上の製品は使用禁止
対象外(例外)
- 衣類または履物の再利用・リサイクル品
- EU規則 2016/425 附属書Ⅰ、リスクカテゴリーⅢ(a)および(c)に該当する個人用保護具(PPE)
- 消費者保護目的でPFASを使用するPPE
- 前述のPPEに再撥水処理をするための撥水材
- 医療機器
- 通関中の商品
<結論>
本政令は、デンマークがPFASの環境および健康への影響に対する懸念から、消費者製品における使用を厳しく制限する具体的な措置を講じていることを示しています。特に、衣料品、履物、および防水スプレーに焦点を当て、総フッ素含有量の基準を設けることで、PFASの広範な使用を抑制しようとしています。事業者は、本政令の適用日と移行措置を考慮し、サプライチェーンにおけるPFASの使用状況を緊急に評価し、必要な変更を行う必要があります。
関連リンク:https://www.retsinformation.dk/eli/lta/2025/464
注)この記事は日本語の参考訳です。こちらの英語が原文です。疑問点等については原文を参照ください。
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更新日 : 7/3/2025

