2023年7月14日、欧州委員会は、成形品からのホルムアルデヒドの最大許容放散量に関する規則(EC)No.1907/2006(REACH)の附属書XVIIを改正する規則(EU)2023/14641を発表しました。
2023年8月1日付 - テュフ ラインランド 最新国際規制情報ページに掲載
この規則は、一般住民を保護するため、室内空気中のホルムアルデヒド濃度を最小化することを目的としています。
ホルムアルデヒドは、規則(EC)No.1272/2008(CLP)により、潜在的ヒト発がん性物質(Carc.1B)に分類されています。この物質は、生産量が多く、用途が広い化学物質の一つです。ホルムアルデヒドは、主に合成化学品製造の化学中間体として使用されます。最も一般的に生産される物質/製品では、尿素-ホルムアルデヒド樹脂(UF)、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂(PF)、メラミン-ホルムアルデヒド樹脂(MF)があります。これらのホルムアルデヒドベースのポリマーは、特に木質系材料産業や合成ガラス繊維の製造においてバインダーとして使用され、室内空気中へのホルムアルデヒド放出の最も一般的な原因の一つとなっています。
注)この記事は日本語の参考訳です。こちらの英語が原文です。疑問点等については原文を参照ください。
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更新日 : 9/20/2023