ECHAは1月17日、危険な性質を持つ9つの化学物質を候補リストに追加しました。これらの化学物質は、難燃剤、塗料・コーティング剤、インク・トナー、コーティング製品、可塑剤、パルプ・紙の製造などに使用されています。
2023年6月15日付 - テュフ ラインランド 最新国際規制情報ページに掲載
候補リスト追加物質について
ECHAは、新たに2つの化学物質を候補リストに追加しました。一つは生殖毒性を有し、もう一つは非常に難分解性で生物蓄積性の危険な性質を持ちます。これらは例えば、インクやトナー、プラスチック製品の製造に使用されています。
- ジフェニル(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド
生殖毒性(第57c条)
用途:インキ、トナー、コーティング剤、フォトケミカル、 ポリマー、接着剤、シーリング剤、充填剤、パテ、 プラスター、モデリング粘土 - ビス(4-クロロフェニル)スルホン
vPvB (Article 57 e)
用途:化学品、プラスチック製品、ゴム製品の製造
高懸念物質候補リストには、人や環境に悪影響を及ぼす可能性のある化学物質が235項目含まれています。企業は、これらの化学物質のリスクを管理し、顧客や消費者に安全使用に関する情報を提供する責任があります。
これらの物質は将来、認可リストに掲載される可能性があります。物質がリストに掲載された場合、企業が認可を申請し、欧州委員会がその使用を継続することを許可しない限り、その使用は禁止されます。
関連リンク:ECHAニュース
注)この記事は日本語の参考訳です。こちらの英語が原文です。疑問点等については原文を参照ください。
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更新日 : 8/22/2023