ファッション・繊維業界では、よりクリーンで持続可能な化学物質管理が課題です。メーカーはブランドや小売業者から、化学物質情報の透明性を高め、生産工程で使用される化学物質を適切に管理するように求められています。
国や地域による規制やその内容が変更・拡大する中、製品の安全性を確保するために、小売業者と製造業者は、複雑で時間のかかる化学物質の管理プロセスに悩まされることもあります。時間、ツール、知識、人手の不足は、管理プロセスのみならずコンプライアンスのプロセスを遅らせることになります。
サプライチェーンにおける化学物質管理プロセスの透明性を確保し、迅速、簡単、正確で作業効率の向上を期待できるソリューションがあります。本ブログでは、そのソリューションである革新的なデジタル化学物質管理プラットフォームについてご紹介します。
デジタル化学物質管理プラットフォーム「BHive®」
BHive®は、繊維・ファッション業界向けのスマートでデジタルな化学物質管理プラットフォームです。ZDHC Performance InCheckの認定ソリューションプロバイダであり、世界中で利用されています。
HOW IT WORKS
モバイルアプリをダウンロードしたら、製造施設は化学製品のラベルをスマートフォンで撮影し、どの製品が多くのブランドや小売業者のサステナビリティ要件を満たしているかを数秒で特定できます。デスクトップ・プラットフォームにアップロードされると、完全かつ正確な化学物質インベントリが自動的に生成されます。
さらに、ユーザーはプラットフォームを通じてZDHC Performance InCheck Reportを作成することができます。施設は、どの化学物質を段階的に削減すべきかを一目で把握することができます。
この情報をブランドや小売業者の顧客と共有することで、グローバルなサプライチェーンで使用されている化学物質の全容を把握することができます。
BHive®は徹底した透明性を実現し、より持続可能な化学製品の使用を促進します。
高性能なケミカルマネジメントプラットフォームのメリット
- ブランドや小売業者はBHive®のデータベースにアクセスすることで、サプライチェーン全体における化学製品の使用に関する正確なデータを入手することができます。
- ユーザーフレンドリーでカスタマイズ可能なインターフェース
- どこにいても簡単かつ迅速にサプライチェーン全体のパフォーマンスを確認することができます。
- 一目で化学物質の遵守状況を確認でき、改善すべき点を指摘することができます。
- 持続可能な化学物質を使用していることを伝えることができ、ブランドイメージを高めるとともに、より持続可能な循環型繊維経済への貢献を確実なものにすることができます。
テュフ ラインランド + BHive®
有害化学物質の排出ゼロ(ZDHC )プログラムのパートナーとして、BHive®とテュフ ラインランドは、業界のベストプラクティスツールと業界標準を推進することを目指しています。
テュフ ラインランド(グローバルな試験、監査、トレーニングの専門知識)とBHive®は戦略的パートナーシップを締結しており、インプットからプロセス、アウトプットまでの化学物質管理プロセス全体をカバーする、総合的なサービスポートフォリオを提供します。
テュフ ラインランドは、ZDHCからMRSLレベル3認証機関、廃水・汚泥分析ラボ、アカデミー研修プロバイダーとして認定されています。また、Sustainable Apparel Coalition(SAC)の施設環境モジュール(FEM)検証機関およびトレーナー機関としても認定されています。
関連情報
ウェブサイト | REACH REACH規則 SVHC(高懸念物質)分析サービス
ウェブサイト | 化学物質分析
公式ブログ「REACH規則 SVHC(高懸念物質)分析サービス」
お問い合わせ:カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-Mail: info@jpn.tuv.com)
更新日 : 3/20/2023