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パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)分析|EU|国際規制情報

Posted by TUV Rheinland Japan on 2023/03/06 11:12:42
TUV Rheinland Japan

オランダ、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンなどEUの5つの国家機関は2023年1月、すべてのパーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の製造、使用、EU市場への投入を禁止する制限案を提出しました。

ECHAはAnnex XV Restriction Reportの案を2023年2月7日に発表しました。この案は、現在のバージョンで採用されれば、欧州で最大級の化学物質禁止となります。

Annex XV Restriction Reportおよびすべての付属文書は、ECHAのウェブサイトから入手できます。
 
PFASが一部で不可欠なのは、撥水・撥油性、摩擦低減能力、高い熱・化学安定性などの特殊な物理的特性で、さまざまな用途に適しているためです。
このような特殊な性質から、PFASは多くの製品およびプロセスで使用されています。

  • 耐熱ノンスティックコーティング
  • 食品包装
  • 汚れのつきにくい繊維・カーペット
  • 化粧品
  • 電気めっき(クロムめっき)における界面活性剤
  • 消火用発泡体
  • 半導体の製造
  • 写真処理

 

附属書 XV 制限報告書 制限

I.    25ppb:PFAS分析対象物質で測定されたすべてのPFASについて(高分子PFASsは定量対象外)
II.    250ppb:対象 PFAS 分析の合計として測定された PFAS の合計、オプションとして前駆体の事前分解あり(高分子 PFAS sは定量対象外)
     
III.    50 ppm:PFASs(ポリマー型 PFASs を含む)については、総フッ素量が50mgF/kgを超える場合、製造者、輸入者、川下ユーザーは、要求に応じて、PFASsまたは非PFASsのいずれかの含有量として測定したフッ素の証明を施行当局に提供しなければなりません。

 

テュフ ラインランドのサービス

テュフ ラインランドは、製品および混合物中のPFASの意図的および非意図的な使用を検出する幅広い分析サービスを提供しており、メーカーブランド、小売業者、サプライヤーがEUおよび米国の法律に基づく既存および今後の法的義務を遵守するためにサポートします。

* スイス・オフィシャル・コレクション2022 162(RO 2022 162)、2022年10月1日よりPFHxS制限を適用
** REACH 規則 附属書 XV 制限に関する提案
***例:カリフォルニア州AB 1817またはカリフォルニア州AB 1200
**** 全フッ素が検出された場合、さらなる検査を提案、パッケージには含まれない

補足

PFASを含む製品を分析することは、適切な代替品を特定し、それに応じて影響を受ける製品を改善するための最初の必須ステップであると考えられます。
分析試験に加えて、化学物質の使用に関してサプライチェーンを監視することも提案されています。例えば、生産現場での化学物質や排水管理(繊維や電気メッキ産業)の監査に基づいて、見直しとさらなる開発を行うことができます。

 

注)この記事は日本語の参考訳です。こちらの英語が原文です。疑問点等については原文を参照ください。

 

 

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更新日 : 3/6/2023

Topics: 国際規制情報, tuv.communication, 化学物質