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アパレル業界が避けて通れない有害化学物質をどう管理するか - 世界標準となったZDHC MRSL基準はどのように策定されたのか? - 【オンラインセミナー|Q&A】のご案内

Posted by TUV Rheinland Japan on 2020/09/24 17:00:13
TUV Rheinland Japan

繊維やフットウェア、皮革製品の製造拠点は、コスト削減のため日本だけでなく、世界中に分散されています。製造に関わるサプライチェーンから出る排水には有害物質が多く含まれており、世界各国で水質汚染の最大の原因なっています。持続可能なビジネスを継続するためには、安全な化学物質を使い、水質汚染の元となる有害物質の放出をコントロールすることが必須です。制限化学物質の管理や廃水分析などは、製造業者だけでなく、製品に関わるサプライチェーン全体で取り組む必要があり、達成期日を定めて集中的かつ一貫して取り組むことが重要です。

より環境に優しく安全な、テキスタイル、アパレル、フットウェア、皮革製品のサプライチェーンを実現化するDETOX (デトックス)

有害化学物質を管理するため、世界では次のような活動が行われています。

1. 「DETOX(デトックス)」キャンペーン:国際環境NGOグリーンピースによる、有害化学物質排出ゼロを目指す取り組み
2. ZDHC (Zero Discharge of Hazardous Chemicals):2020年末までにサプライチェーンにおける「有害化学物質放出ゼロ」の実現を目指して設立

上記2つのうち、ZDHC参加企業は「DETOX」の目標を達成するために、準拠すべき廃水分析 (Wastewater) 、トレーニング、監査の実施、および製造時制限化学物質リスト(MRSL)に関する共通基準を設定し、サプライチェーン全体の化学物質管理改善を進めています。

本セミナーでは、アパレル・テキスタイル産業のサプライチェーンに関わる方向けに、化学物質管理の世界的潮流を紹介するとともに、バージョン2.0へ改訂したZDHC MRSL製造時使用制限物質リストの対応を分かりやすくご説明します。バージョン1.1の期限は2020年末ですので、バージョン2.0対応のための情報収集としてお役立てください。

『アパレル業界が避けて通れない有害化学物質をどう管理するか - 世界標準となったZDHC MRSL 基準はどのように策定されたのか? -
』オンラインセミナー|Q&A

 ■日本の繊維産業が目指す、世界と日本での活躍の機会 - 化学剤をめぐる期待 –

 ■ZDHC MRSL バージョン2.0への取り組み

※2020年9月現在、テュフ ラインランド ジャパンは、新型コロナウィルス感染症対策により、オンサイトでのセミナーを自粛しています。

【日 時】2020年10月16日(金)15時~ ※約1時間のオンラインセミナーです。
※プレゼンテーション後にQ&Aセッションがございます。

【受講料】無料

【講 師】
長 保幸(ちょう やすゆき)
2015年、有害物質不使用のガイドライン(日本繊維産業連盟)作成委員会メンバー
持続可能な繊維業界の実現に向けた原稿執筆やセミナー講師
元(株)ワコール勤務

山本 英俊
テュフ ラインランド ジャパン株式会社
製品部 ソフトライン・ハードライン
ソフトライン・ハードラインにて、主に一般消費財関連の化学試験等のセールスを担当


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お問い合わせ:テュフ ラインランド ジャパン株式会社 マーケティング部(E-Mail: academy@jpn.tuv.com

更新日 : 10/7/2021

Topics: 化学物質