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初心者向け次世代Wi-Fi 6Eとは?3分でわかるメリットと動向

Posted by TUV Rheinland Japan on 2021/03/03 12:14:16
TUV Rheinland Japan

多くのインターネットユーザーの方が、 Wi-Fi 機器を通じてインターネットを利用しているのではないでしょうか。革新的な通信技術の進化に伴い、Wi-Fiの活用領域が今まで以上に広がり、第 5 世代移動通信システム「5G」 においてもWi-Fi は不可欠な技術と言われています。次世代のWi-Fi 6E規格は、Wi-Fi 6で使用していた周波数2.4GHz帯、5GHzから拡張して6GHz帯の利用も可能となる拡張版です。日本で承認がいつになるのか気になるところですが、まだ明確にはなっていないようです。

本ブログでは、期待が高まる次世代Wi-Fi6Eのメリットと動向について紹介します。

wifi6e

1. Wi-Fi 6Eのメリット

Wi-Fi 6Eがもたらすイノベーションとメリットは何でしょうか。

Wi-Fi 6Eは、これまで以上に幅広い周波数帯6GHz帯を利用するので、低レイテンシー(遅延)や高速データレートをはじめとする数々の高度な機能を実現できるようになります。6EはWi-Fi5比で 最大1.4倍の最高通信速度という快適なWi-Fi環境を実現させます。もちろん、その環境を実現させるには、PCやスマホなどの端末とルーターをWi-Fi 6E対応にする必要があります。また、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)など大容量のデータ通信のやりとりでも遅延しないなど、今までの規格にはないメリットが期待できます。

2021年1月に、IDCのリサーチディレクターであるPhil Solisは「Wi-Fi 6Eは2021年に急速に普及がすすみ、3億3,800万台以上のデバイスが市場に参入し、2022年までに6GHzをサポートするすべてのWi-Fi6デバイス出荷のほぼ20%を占めるでしょう」と述べています。

2. Wi-Fi 6E - 海外と日本の動向

Wi-Fi 6E発展にまず必要となるのは、現在使用可能なWi-Fi周波数帯(2.4GHz/5GHz)からさらに広範囲となる周波数帯「6GHz 帯」へのアクセスです。現時点での各国の周波数帯へのアクセス認可状況はどうなのでしょうか。

米連邦通信委員会FCCは、2020年4月に5.925~7.125GHz 帯(「6GHz 帯」)の 1,200MHz に対する免許不要アクセス(Wi-Fi など)を承認しました。また、英情報通信庁(Ofcom)は、Wi-Fi および他の免許不要技術 による 6GHz 帯の低帯域(5.925~6.425GHz)の利用を認めています。

続いて、欧州および日本を含むアジア各国でも6GHz帯を免許不要で利用できるように手続きが進んでいます。Wi-Fi 6Eの革新的な効果を実現するためには、まず国内で6GHz帯周波数が承認されることが必要です。総務省の動向は確認したほうがよさそうです。

3. 安心のWi-Fi 6E - テュフ ラインランド ジャパンの認証試験

Wi-Fiアライアンスは、各種Wi-Fi技術仕様に則った製品について、インターオペラビリティ確保を目的に認証スキームを制定しています。その最たるスキームの一つが認証試験であり、その試験要求に合格した製品が、「Wi-Fi Certified Product」としてロゴ認証されます。

テュフ ラインランド ジャパンは、世界でも数少ないWi-Fi アライアンスの認定試験所です。2004年より、高い技術をもった専門家がWi-Fiロゴ認証試験を行っている豊富な実績を有しますので、お客様から安心して試験のご依頼をいただいています。長年の知見をもとに、開発段階から認証にかかわる準備についてきめ細かいサポートも好評で、技術ミーティングのご要望も多くいただいています。

正式発行されたWi-Fi 6E認証プログラムにおいても、他社試験機関に先駆けて、一早く試験準備し、Wi-Fiアライアンスから認定試験所として承認されました。今後、Wi-Fi 6E製品を市場に投入することを計画される際のご相談・ご質問は、ぜひテュフ ラインランド ジャパンへお問い合せください。

<参考リンクーテュフ ラインランド ジャパンウェブサイト>
Wi-Fi® の試験および認証

 


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更新日 : 3/30/2021

Topics: 通信機器, tuv.communication, 無線, wifi