2025年3月6日、パーム油生産における環境面などさまざまな問題を解決することを目指し、日本市場における持続可能なパーム油の調達と消費を促す「JaSPON」(持続可能なパーム油ネットワーク)の会員間情報交換会が開かれ、東京会場、大阪会場、オンラインで約40名の会員が参加されました。
今回、テュフ ラインランド ジャパンもこの情報交換会に参加する機会をいただき、ピープル&ビジネスアシュアランス事業部 マネジメントシステム認証部の内田 雄太が「EUDRとRSPOのギャップと企業の課題」について講演を行いました。
EUDR(欧州森林破壊防止規則)は、世界の森林劣化や減少に大きな影響を与えるとされる、牛、カカオ、コーヒー、パーム油、天然ゴム、大豆、木材、またその関連製品でHSコードで定められた製品を対象に、1. 森林破壊フリー製品であること、2. 生産国の法律に従って生産されていること、3. コンプライアンスに違反がないことを示すデューデリジェンス声明があることを求めており、対象製品をEU市場から輸出する、あるいはEU市場に上市する企業、個人に適用されます。違反した場合には、罰金、没収、除外、禁止などのビジネスに大きな影響をもたらす罰則が科される可能性があります。
今回の講演では、パーム油およびパーム油関連製品に関して、EUDRとRSPO規格の関係性、ギャップを分析し、今後の対応策などについて解説いたしました。この規則を遵守するためには、自社だけでなく、サプライチェーン全体で情報を共有、転送していくことが求められます。
参加者の方々からは、「体系的な情報を入手する機会が少なかったので、ありがたかった」、「欧州でのビジネス展開のために参考になった」「これまで収集した情報の再確認の機会となった」などの感想とともに、今後のさらなる情報提供への期待が寄せられ、この問題に対する関心の高さが伺えました。
この情報交換会では、日本サステナブル・ラベル協会山口 真奈美氏による「RSPOの知名度、消費者の反応~サステナブル・ラベルの比較とエシカル消費の観点から~」の講演も行われました。参加者はRSPO認証を取り巻く最新情報について理解を深めるとともに、グループに分かれてのディスカッションも行われ、各企業が直面する課題について積極的な意見交換が行われました。
テュフ ラインランド ジャパンでは、ウェブサイトや本ブログなどで、今後もEUDR、RSPO関連の最新情報を提供してまいります。また、RSPO認証審査もご提供しておりますので、お気軽にお問合せください。
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更新日 : 3/26/2025