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RoHS指令試験サービス

Posted by TUV Rheinland Japan on 2018/11/05 8:54:03
TUV Rheinland Japan

電気・電子製品に含まれる有害物質が、環境へ与える影響の問題から、EUでは、環境汚染物質を含有した製品をEU市場へ入れない、作らない、捨てないという考えを元にWEEE指令、RoHS指令が誕生しました。この二つの指令はEUの環境保全を目的として2003年2月13日EUの官報に告示されました。

 

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WEEE指令の目的
廃電気電子機器を削減するため、最終処分量を減らすことを目標に電気電子機器の再利用、構成部品等の再生、リサイクルを推進すること
RoHS 指令の目的
環境や健康被害を発生源で対処するために有害物質が含有した電気電子機器をEU市場に入れないこと

 

20131月から改正RoHSが施行されました。RoHS から改正RoHS への改定でもっとも大きな変更は、対象製品の拡大です。改正RoHS では、医療機器や産業用の監視装置、制御装置など、すべての電気・電子機器が適合の対象となりました。 

RoHS適合とCEマーキング

改正RoHSが施行され、RoHS指令の対象製品についてもCEマーキングが義務化されました。対象となる製品の事業者はCEマークを貼付するにあたり、RoHS指令への適合確認が必須となりました。

制限対象物質の含有量が規制値を超えた製品にCEマーキングを行った場合、EUの法令違反となり、EU市場での販売・流通が禁止されます。このため、メーカー、代理店、輸入商社等は、CEマーキングの要求事項に準じた製品試験などが適正に実施されているか確認する必要があります。技術文書の作成や、文書の記録保管体制を適切に構築し、維持しなければなりません。

テュフ ラインランドは、改正RoHSおよびCEマーキング対応をサポートします。

 

対象製品カテゴリー 

カテゴリーごとのフタル酸4項目の開始日

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現行に市販されている電気電子機器の約98%はRoHS指令の適用対象です。

 

新規に追加されたフタル酸エステル4物質

201564日に官報EU 2015/863が公布されました。すでに制限されていた禁止6物質にフタル酸エステル4物質が新たに追加され、規制される物質は10物質になりました。規制対象物質と最大許容濃度は、下図の通りです。

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テュフ ラインランドのRoHS試験サービス

グローバルに展開する化学物質分析試験所で、製品、材料のRoHS適合試験を行っています。
試験価格:25,000円/均質材料~ 
RoHS2指令では、制限物質の分析方法をIEC 62321として規定しています。
この規格では、スクリーニング法と精密定量法の両方を採用しています。

試験 IEC 62321

*一般財団法人 日本規格協会のWEBサイトより引用

 

国際規格 IEC 62321 精密測定法(確認試験)

確認試験

*ICP-OES(誘導結合プラズマ発光分光法)
 ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析法)
 AAS(原子吸光分析法)
 AFS(原子蛍光分析法)
 CV(還元気化)
 GC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析法)

 

RoHS2指令対応分析試験装置

ED-XRF  ED-XRF エネルギー分散形蛍光X線分析装置Energy Dispersive X-Ray Fluorescence Spectrometer)

測定対象(RoHS スクリーニング)
 *鉛
 *水銀
 *カドミウム
 *全クロム
 *全臭素


ICP-MS   ICP-MS 誘導結合プラズマ質量分析計 
Inductively Coupled Plasma Mass Spectrometer)

測定対象
 *カドミウム
 *鉛
 *水銀
 *その他重金属

GC-MS System GC-MS System ガスクロマトグラフ質量分析計
Gas Chromatograph - Mass Spectrometer)

測定対象
 *臭素系難燃剤:PBB類 / PBDE類、HBCDD 
 *フタル酸:Phthalates 

UV-VIS UV-VIS 分光光度計
Ultraviolet and Visible-Absorption-Spectrometer)

測定対象
 *六価クロム

FT-IR FT-IR フーリエ変換赤外分光光度計
(Fourier Transform Infrared Spectrometer)

測定対象
 *樹脂の構造推定

 

 

RoHS試験サービスの流れ

試験サービスの流れをご確認ください。

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テュフ ラインランド ジャパンは、世界有数の第三者検査機関として化学物質の分析について豊富な経験と実績を有します

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更新日:12/21/2022

Topics: tuv.communication, 化学物質, RoHS, 有害物質規制