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IEC/EN 62368-1認証:IT/AV機器のグローバル市場へのアクセスを確保するために

Posted by TUV Rheinland Japan on 2018/10/31 10:24:23
TUV Rheinland Japan

IT機器とAV機器の境界が曖昧になりつつあります。この状況を受け、国際電気標準会議(IEC)の技術委員会TC 108は、既存規格のIEC 60950-1およびIEC 60065に置き換わる、新規格IEC 62368-1を策定しています。

ハザードベース安全工学(HBSE)を基礎としたこの規格では、パフォーマンスが重視されており、主な変更点は(1)エネルギー源の危険限界(2)機械的危険源(3)コンポーネント(4)接触温度限度の改訂、となっています。

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EN 62368-1規格の最新動向

2018年6月15日、欧州連合(EU)は、オフィシャルジャーナル(OJ)2018/C 209 37を発行し、EN 62368-1:2014の施行日を2019年6月20日から18ヶ月延期し、2020年12月20日にすると発表しました。この変更に対応し、認証プロセスにおける旧規格から新規格への移行をシームレスに行うため、関係企業は今後の手続きを見直す必要があります。また、新たに発表された期日に合わせるため、製品設計サイクル、生産サイクル、現在の市場環境などを考慮して、スケジュールの再調整を行わなければなりません。

製造業者は、一部の製品に関して、新規格への切り替えの先送りが可能となります。しかし、これは見方を変えると、IEC/EN 62368-1規格の新たな動きを注視しながら、並立する新旧2つの規格に対応しなければならない期間が長引くということです。


テュフ ラインランドが移行作業をサポートします

テュフ ラインランドは、新規格の発表以来、お客様の製品設計・開発・生産の各段階において、「潜在的ハザードベース安全工学」の理念を取り入れています。また同時に、ワンストップサービスの提供により、従来規格からハザードベース規格であるIEC 62368-1最新版への移行準備をサポートしています。

IEC/EN 62368-1適用範囲

オーディオ/ビデオ、情報通信機器(電気ビジネス機器、定格電圧が600Vを超えない関連機器を含む:該当製品 - 電源、サーバー、モニター、TV、ノートPC、PCと周辺機器、など)

テュフ ラインランドのサービス

適用規格

規格施行日

テュフマークライセンス (TÜV Bauart license / Type Approved license)/GSマーク

EN 62368-1:2014,
EN 62368-1:2014+A11:2017
(EU OJには2018年10月29日現在、EN 62368-1:2014+A11:2017は掲載されていません)

EN 60950-1 (IT製品) およびEN 60065 (AV製品)は、2020年12月20日以降、EN 62368-1に置き換わります。

CB証明書・テストレポート

IEC 62368-1:2014

IEC規格に対する施行日はありません。

cTUVusマーク

UL 62668-1, CAN/CSA C22.2 No. 62368-1:2014

テュフ ラインランドは、UL/CSA 62368-1について、ヨーロッパの2020年12月20日と同じ日を採用。これは新しい認証および主な構造の変更に適用。UL/CSA 60950-1またはUL/CSA 60065で認証済みの既存製品は、そのままライセンス維持が可能。

 

施行日が近づくにつれ、従来規格からIEC 62368-1への移行に向けた対応が重要となります。IEC 62368-1に対応することにより、製品の安全性が向上することに加えて、IT/AV機器のイノベーションを通じて、グローバル市場参入を確保することにもつながります。

テュフ ラインランドは、お客様のIEC 62368-1対応を迅速にサポートします。詳細については、下記までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ:カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-Mail: info@jpn.tuv.com)

Topics: IT機器, AV機器, 62368-1