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IEC 62368-1におけるハザードベース安全工学(HBSE)方法論の考え方

Posted by TUV Rheinland Japan on 2019/06/12 13:23:56
TUV Rheinland Japan

Blog__Understanding the HBSE Methodology in IEC 62368欧州における EN 62368-1の施行日が 2020年12月と近づいており、レガシー規格(IEC 60950-1およびIEC 60065)から、最新のハザードベース規格IEC 62368-1への移行に向けた対応が重要となります。それは、製品の安全性を高めるだけでなく、IT/AV機器のイノベーションを通じて、グローバル市場参入を確保することにもつながります。

IEC 62368-1の基本理念
IEC 62368-1は、危険度の3ブロックモデルを用いて、ハザードベースのコンセプトを使用して書かれました。それはハザードベース安全工学(HBSE)方法論に基づいています:

1. 痛みや傷害を引き起こす可能性のある製品のエネルギー源を特定します(電気的、機械的、または熱による、など)
2. それらのエネルギー源が身体に及ぼす影響、またはそれらが燃焼する可能性を分類します(痛みはない/痛みはあるが傷害はない/傷害がある。同様に、発火しそうもない/発火しうる/容易に発火する)。
3. 上記に対して必要なセーフガードを特定します。そのなかには、機器セーフガード、指示セーフガード、また設置セーフガードも含まれます。そして最後に
4. 特性または構造に基づいて、これらのセーフガードを検証します。

これらの危険を特定することに加えて、IEC 62368-1は、人物・電子機器の潜在的な利用者を3種類に区別します。それは、一般人、教育を受けた人、そして熟練者、の3種類です。

テュフ ラインランドは、お客様のIEC 62368-1対応を迅速にサポートします。お気軽にお問い合わせください。

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Topics: IT機器, AV機器, 62368-1