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FSSC 22000 Ver.6 | 改訂が及ぼす衛生設計への影響

Posted by TUV Rheinland Japan on 2024/03/11 17:49:46
TUV Rheinland Japan

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2024年217日、(一社)日本食品機械工業会、産業・化学機械と安全部門 食の安全委員会企画の市民フォーラム「食品安全マネジメントシステムの要求事項となる「衛生設計」」が開催され、多くの食品メーカー、食品機械メーカー、小売業などの担当者が参加しました。

 

2023年4⽉、代表的な食品安全マネジメントシステム規格の⼀つであるFSSC 22000Ver.6が発表されました。202441日から2025331日まで移行期間が設けられ、すべての認証取得組織がVer.6へのアップグレードを要求されています。今回のフォーラムでは、テュフ ラインランド ジャパンの食品安全規格チームの曽我 智浩が登壇し、このVer.6への改訂が、FSSC 22000の認証取得組織、あるいは新規に取得を検討する組織にどのような影響をもたらし、組織はどのような対応を求められるのかを解説しました。

 

Ver.6では、次のような変更がありました(一部抜粋)。

SDGsの考え方が加わった

・環境モニタリングや食品ロスへの対応が求められるようになった

・装置管理(2.5.15)の項目が加わった

 

装置管理の項目では、衛⽣設計、関連法令順守、顧客要求事項への適合を求めている他、機械の購買者は仕様書を定め、サプライヤーはその仕様を満たす証明を⾏うことを求めています。

 

装置管理については、容器包材ポジティブリスト制度についても注意が必要です。本制度は、202061日に施行されましたが、2025531日に5年間の経過処置期間が終了します。食品包材用樹脂のみならず、食品と直接接触する樹脂が対象となるため、機械装置の樹脂部品なども含まれ、これらに対する対応が必要となります。セミナーでは、製造する食品の種類、工程、環境におけるいくつかの事例をもとに、その対応方法について解説しました。

 

その後、日本機械学会フェローの大村宏之博士からも「規格に基づく衛生設計の考え方」―食品衛生法とFSMSが要求する衛生設計とは?―の講演があり、参加者はさらに理解を深めました。

 

講演後には、積極的な質疑応答が行われ、今回のトピックスに関する参加者の関心の高さが伺えました。テュフ ラインランドジャパンは、今後もウェブサイトやセミナーなどで、関連情報を発信していきます。

 

テュフ ラインランドは、国内外で食品安全規格の審査サービスを提供しています。お気軽にお問い合わせください。

 

<参考リンク – テュフ ラインランド ジャパン ウェブサイト>
FSSC 22000 認証

<参考リンク – (一社)日本食品機械工業会 ウェブサイト>
日本食品機械工業会 FOOMA


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更新日 : 3/11/2024

Topics: tuv.communication