規格の分かり難い部分もトレーニングコースで解消。コースの魅力とは?
安全設計はどうあるべきか、国際規格IEC 61508を理解し、機能安全業務を適切・効果的に行えるよう知識・ノウハウを習得していただくため、テュフ ラインランド ジャパンでは「機能安全エンジニア(FSE)資格取得トレーニングコース」を実施しています。
本トレーニングコースは、機能安全規格で要求される技術的適性能力を持つ技術者の育成をサポートし、資格を取得することで、その技術的適性能力を客観的に証明することができます。
この度、本コースを受講しFSE資格を取得された、株式会社 日立産業制御ソリューションズ コネクティブエンジニアリング事業部 デジタル基盤ソリューション本部 第七設計部 第二グループの佐藤渉様にインタビューを行いました。
日立産業制御ソリューションズ様では、企業の機能安全対応に関する課題解決をサポートされています。導入、開発、システム設計などあらゆるステージにおいて、自動車をはじめ産業機械など幅広い分野で機能安全のソリューションを数多く提供されています。
ーーー 佐藤様はどのような業務を担当されていますか。
私は先進運転支援システムなどの車載機器製品や、協働ロボット・無人搬送車などの産業機器製品をお持ちのお客様の機能安全開発をご支援することを中心とした業務を担当しています。お客様のお悩みに対して解決できるソリューションを提案しております。その中でも主にお客様の機能安全の上流工程を支援させて頂いております。
ーーー トレーニングコースを受講しようと思った、きっかけは何ですか。
貴社のIEC 61508 FSEコースを受講したきっかけは、産業系のお客様から機能安全支援のご依頼が多くあったことが主な理由です。
ーーー テュフ ラインランドのFSEコースを選ばれた理由は何ですか。
過去にお客様の機能安全認証のご支援をさせて頂いた時に、貴社の認証検査員の方と多く接する機会がございました。その際に様々な実績や規格の深い理解からお話をして頂き、規格の情報や豊富な知識を得ることができました。そのため貴社のFSEコースに魅力を感じました。
ーーー 実際に受講され率直な印象はいかがでしたか。
私個人としては、既に規格本を読んでおり、様々なお客様と機能安全のお仕事をさせて頂いておりましたが、その際に出てきていた疑問や不明点の解消および規格本を読むだけでは理解しづらい部分を貴社のFSEコース受講にて解消し目標を達成することができました。またそれによって弊社のチーム力向上にとても役に立ちました。
ーーー 講習の内容についてはいかがでしたか。
FSEコースを受講した印象として、難易度は想定より高かったです。但し、講師の方の説明や質問に対する真摯な回答から理解を深めることができたため、受講後には理解を深められたと考えています。
ーーー 最終日の試験には、どのような対策をされましたか。
FSEコースの受講日の夜に復習を1~2時間、受講日から試験日までの1週間は夜に1~2時間の試験対策を行いました。試験準備に関しては、受講中に試験対策のお話をして頂けたため不安は特にありませんでした。私自身の経験がある分、落ちてはいけないという不安だけ最後まで残りました。
ーーー FSEコースで学んだことは、今後の業務でどのように役に立てられそうですか。
お客様をご支援する際に、今までは自身で調べた結果と経験からお話をさせて頂いていたのですが、資格を取得してからは教育を受講した際に得た根拠をさらに示せるようになったと考えています。私自身は規格の理解度をある程度持ち合わせた上で受講しましたが、受講中や試験に対しては、ここは理解している、ここは理解していないことを分けながら受講できたため、私自身の知識の穴を埋めることができた印象を持っています。
テュフ ラインランドのFSEコースは、経験豊富な認証検査員による丁寧な講義、世界レベルの資格を取得できるなどが特徴で、日本では2006年から毎年実施しています。ご興味がございましたら、ぜひお問い合わせください。
機能安全エンジニア資格トレーニングコース(フライヤーPDF)
次回開催 6月14日~16日、21日:機能安全エンジニア資格(FSE)トレーニングコース – IEC 61508【オンライン】
テュフ ラインランドの機能安全サービス (ウェブサイト)
お問い合わせ:
テュフ ラインランド ジャパン株式会社
産業サービス部 機能安全 FSEコース担当 高濱里佐
Eメール: fsjapan@jpn.tuv.com(機能安全グループ代表アドレス)TEL: 06-6355-5191
カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-Mail: info@jpn.tuv.com)
更新日 : 04/22/2022