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ESPR最新動向

Posted by TUV Rheinland Japan on 2024/10/17 16:23:44
TUV Rheinland Japan

新規則(EU)2024/1781

欧州委員会は、ESPREco-design for Sustainable Products Regulation、規則(EU)2024/1781)2024718日に発効しました。ErP指令に代わるこの新規則は、エコデザイン要件の対象製品範囲を拡大し、市場参入の為の適合基準を強化するものです。

TUV-Rheinland-JP-ESPR2024-Image-JA

 

新規則では、既存のエコデザインフレームワークに比べてより幅広い製品を対象とし、製品が準拠すべき要求事項を拡大しています。

 

欧州委員会は、2025419日までに採択される最初のワーキングプランにおいて、以下の製品群を優先するとしています:

 

(a) 鉄鋼

(b) アルミニウム

(c) 繊維製品、特に衣料品と履物

(d) マットレスを含む家具

(e) タイヤ

(f) 洗剤

(g) 塗料

(h) 潤滑剤

(i) 化学物質

 

この規則で初めてエコデザインの要求が設定された製品、またはErP指令で既に要求の対象になっていた製品もESPRの下で再レビューが行われます。

 

指定された製品群に含まれる場合は、新しい要件に準拠するための準備が重要です。スムーズに移行して、市場での混乱を避けるためには早めにアクションを取る必要があります。

 

 

コンプライアンス違反のリスクの可能性

  • 罰金:コンプライアンス違反は、多額の罰金につながります。
  • 法的リスク:ビジネスが訴訟や法的措置にさらされます。
  • ブランド力の低下:顧客やパートナーからの信頼が低下し、ブランドの信用が損なわれます。
  • 操業の中断:規制違反は操業停止や操業制限につながります。
  • ライセンスの失効:極端な場合、ビジネスに必要なライセンスや許可を失う危険性があります。

 

ご不明な点やご質問がありましたら、お気軽にご相談ください。

 

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更新日 : 10/17/2024

Topics: 国際規制情報, tuv.communication