tuv-jp-blog-banner

建設資材規則CPRに基づくEN 1090認証~建設資材のEU市場投入の基礎解説~

Posted by TUV Rheinland Japan on 2021/07/19 17:51:00
TUV Rheinland Japan

製品の海外展開を進める際、進出する国や地域の規制に準拠することは避けて通れません。規制に準拠するには、規制で要求される試験の実施や英語の書類作成・コミュニケーション、適合性の確認など、多くの作業が伴います。


iStock_000002886363 (blog)これらの作業内容をしっかり把握して効率的に取り組めば時間とコストを抑えることができますが、経験や理解が十分でない場合思わぬリスクが発生します。

ここでは、建設資材を欧州市場に投入する場合について、まずは知っておくべき規制・認証についてポイントを説明します。さらに、鋼およびアルミニウム製建設構造物の構成部品を欧州市場で流通・販売するための要求事項や手順についてまとめたホワイトペーパーをご用意しましたので、ぜひ海外市場へのスムーズな参入にお役立てください。

CEマーキング取得が必須
欧州市場で販売される製品には、CEマーキングが義務付けられています。建設資材においては、建設資材規則*(以下、CPR)が、全てのEU加盟国に適用されたことにより、欧州で建設資材を流通させるには、CEマーキングが必須となりました。すべての構造用鋼およびアルミニウム部品、複合鋼 - コンクリート構造に使用されるキットおよび鋼製部品が該当します(例:工場小屋、屋根、片持屋根、階段、住宅またはオフィスビルの構造、橋、パイロン、その他)。
* Construction Products Regulationの略。2013年に旧建設資材指令(CPD)に代わり発効。

欧州整合規格EN 1090認証で、法的義務を見たし、欧州での市場拡大
CEマーキングには、EU指令で要求される必須要求事項に適合していることを証明しなければなりません。証明には、建設資材の欧州整合規格を用いて必須要求事項への適合を評価します。鋼およびアルミニウムを材料とする建設製品の施工を目的としたCPRには、EN 1090が整合規格として該当します。

EN 1090の要求事項は、溶接要員試験や溶接施工法試験、製造者の工場生産管理(FPC: Factory Production Control)がEN1090-1に適合していることなどがあり、適合していればEN 1090の認証取得やCEマーキングの貼付が可能になります。

欧州市場での建築関連分野において、CPRは安全性や性能、技術の基準をはじめ、環境への影響などを考慮した、非常に重要な役割を持っています。CPRに基づき、FPCの確立と維持等の製造者の義務を確実に果たす必要があります。欧州市場に対応するためには、鉄骨構造のサプライチェーンに携わるすべての関係者が要求事項を理解し、コンプライアンスを確実にすることも非常に重要です。

Download_whitepaper

ダウンロード

鋼およびアルミニウム構造物の施工について定めたEN 1090規格に基づき、工場生産管理(FPC)の認証のための要求事項および手順を説明した『EN 1090に基づく認証のための情報ガイド』をダウンロードいただき、業務にお役立てください。

欧州向け建設資材 EN 1090認証
『EN 1090に基づく認証のための情報ガイド』ダウンロード


弊社日本のエンジニアは建設資材規則の検査員資格を有しています。
日本語でのご相談・ご説明が可能なので、お気軽にご相談ください。

テュフ ラインランドは建設資材規則(CPR)にもとづく工場生産管理のEN 1090認証を行う公認機関(ノーティファイド・ボディ)として、認められています。
関連する欧州の整合規格等に定められた適合性評価を、公認の第三者機関として実施します。

詳しくはこちらをご覧ください。

お問い合わせ:カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-Mail: info@jpn.tuv.com)

Topics: CEマーキング, 工場生産管理, EN 1090