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Bluetooth 5 の概要

Posted by TUV Rheinland Japan on 2017/08/10 15:04:44
TUV Rheinland Japan

Bluetoothは、スマートフォンを始め、さまざまなデジタル機器間のデータ通信に使用される2.4GHz帯の無線通信技術の1つです。主に近距離での使用を想定しており、ヘッドホン、スピーカー、マウスやキーボードなどで馴染みがある方も多いのではないでしょうか。

 Bluetooth5 blog.jpg

dotshock/Shutterstock.com

Bluetoothには、ClassicとBluetooth 4.0以降のLow Energyの2種類のプロトコルがあります。ClassicとLow Energyに互換性はなく、それぞれの特徴で使い分けられています。Classic は、比較的大きな容量のデータ通信が可能で、主に高品質オーディオ、ストリーミングや通話に使用されています。一方Low Energy は、少ない消費電力の特性を生かし、スマートフォンやコイン電池で長時間動作させるセンサーなどに使用されています。

Bluetooth規格の最新バージョンとして、Bluetooth 5が2016年末に発表されました。Bluetooth 5は主にLow Energyのオプション機能追加版になりますが、それまでの規格(V4.2)と比べ、下記の特徴があります。

  • コーディング技術を採用し、通信距離が4倍
  • 2Mbpsのシンボルレート追加により、データ速度が2倍
  • アドバタイジング・パケットのデータ容量が8倍

Bluetooth 技術を搭載した製品を市場に出すためには、Bluetoothのロゴ認証を取得し、要件を満たしていることを証明する必要があります。Bluetoothロゴ認証の取得には、Bluetooth技術の推進団体である Bluetooth SIG (Special Interest Group)が認定した試験施設での試験実施が求められます。認証について支援が必要な場合は、Bluetooth認証エキスパート(BQE: Bluetooth Qualification Expert)にサポートを依頼することができます。

テュフ ラインランド ジャパンはBluetooth SIGの認定試験施設(BQTF: Bluetooth Qualification Test Facility)であり、またBQEが2名在籍しており、ワンストップでサービスの提供が可能です。

最新規格のBluetooth 5にも対応していますので、認証をご希望の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ:カスタマーサービス(TEL:045-470-1850 E-Mail: info@jpn.tuv.com)

Topics: Bluetooth, 無線