利用世代によっては、普及率が9割前後に達したとされるスマートフォン。多くの方にとって、日常生活になくてはならないものとして広く浸透しています。1台10万円近くする機種もあり、買った当初は指紋1つも気になるものですが、日常生活にあまりにも浸透しているため、実は精密機器であるということを忘れた扱いをしていませんか。画面の大型化により、落下での傷やひび割れ、バッテリーの劣化などを経験された方も多いのではないでしょうか。そのような時、すぐに新品に買い換える!という一部の方を除き、だましだまし使い続ける、あるいは修理を依頼する方が多いようです。
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このような状況に対して、実は制度が追いついていない側面がありました。スマートフォンを含む携帯電話端末(特別特定無線設備)は、主に電波法および電気通信事業法に基づき技術基準への適合性が確認された上で、認証を受けています。本来、電波を発する、あるいは電気通信回線設備に接続する(電話をかける)という行為は、さまざまな手続きを要するものですが、電気通信事業者や携帯電話端末メーカーが諸々の手続きを踏むことで、一般ユーザーは何も心配をせずに買ったその日から、電話やインターネット通信を楽しむことができます。
さてここで疑問になるのが、認証を受けたスマートフォンなどを、電気通信事業者やメーカー以外の第三者が修理した場合、そのスマートフォンの技術基準への適合性、認証の効力はどうなるのか?です。
その対応策として、当局である総務省が「登録修理業者制度」を導入しました。この制度は平成27年4月1日より施行されています。この登録修理業者制度に基づき、第三者である修理業者は、修理の方法が適正であり、修理後のスマートフォンなどが技術基準に適合していることを示す必要があります。
テュフラインランドジャパンは、電波法の登録証明機関、および電気通信事業法の登録認定機関として、登録修理業者の申請で必要となる、修理の確認のための特性試験を全面的にサポートしています。
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